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最近では海の放射能汚染について、テレビでも色々と取り上げられるようになりました。
福島第一原子力発電所の事故で多くの放射性物質が海に漏れ出してしまいました。 海洋に於ける放射能汚染の汚染予測はとても複雑です。 何が複雑か? 潮流と生態系、流れ出した放射性物質の性質をそれぞれ予測しなくてはなりません。 流体物理学、生物学など、予測には様々な学問の専門知識が必要になります。 まず潮流ですが、太平洋側の主な潮流は親潮と黒潮です。北の方から親潮が南下し、南の方から黒潮が北上します。それぞれの潮流が房総半島沖でぶつかって太平洋外洋に出ていくとされています。これはあくまで潮流モデルで、季節や天候に左右されるものです。その他に沿岸流というのもが存在します。 沿岸流とは・・・皆さん別々の蛇口からそれぞれホースを引いてきて、出てくる水同士をぶつけるところを想像してみてください。ぶつかった水は弾き合って横方向に逃げて行きます。横方向に逃げる流れの他に、ホースを握る手元に戻って来る流れがあります。これが沿岸流にあたるわけです。つまり、親潮と黒潮がそれぞれぶつかり合って沖の方に逃げる流れとは別に、沿岸に戻ってくる海流があるという事です。しかも流入河川がある場合は更に複雑になり放射性物質がどのように流れに乗っていくのか、予想するのは困難を極めます。 次に生態系ですが、魚類を含む海産物は常に海の中にいます。それは海の中でしか生活できないからです。彼らにとって海水は我々にとって大気と同じです。海水から何らかの養分(酸素など)を得ていますので、常に身体に海水を取り入れています。海水を取り込むということは同時に放射性物質を取り込むことを意味します。海には小さなプランクトンから大型の魚類、海獣(クジラやイルカ)が住んでいます。つまりどんな小さな生物でも放射性物質を取り込んでしまうのです。 小さな生物は大きな生物の餌になります。海底に住むゴカイなどの管虫類はハゼやカレイなどの餌になります。プランクトンは海老やカニに食べられ、その海老やカニもクロダイやスズキなどの餌になります。それが生体濃縮です。生態系を深く理解することが食生活に於ける内部被ばくを抑えることに繋がるわけですが、こちらも非常に困難です。指標としては産地で選ぶのが一番でしょうが、そのうち産地偽装なんかも出てきそうですね。 最後に放射性物質の性質ですが、漏れ出した放射性物質は海を漂って、何れ海底に沈みます。放射性物質は海水より比重が重いと言われているからです。日本海溝でも福島第一原発で漏れ出したであろう放射性物質が発見されています。では一体比重がいくつで、海水中を1秒間にどれくらい沈むのか、とか、海水中のどの物質と化学反応するかなど、素人の私たちには見当もつきません。また、重さという観点からの検証も必要でしょうが「軽さ」という観点からも考えなければいけないと思うのです。 どの要素も複雑でしかも絡み合っている状況で、どうやって予測したら良いのか皆目見当がつきませんね。文章下手なりに書きなぐったので、非常に読みにくいかと思いますが、 大気汚染も勿論ですが、海洋汚染がどれほど深刻かお分かりいただけるかと思います。 < 前のページ次のページ >
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